初ものがたり

今回読んだ本は、宮部みゆきのこの本。

初ものがたり (新潮文庫)

初ものがたり (新潮文庫)

宮部みゆきといえば、『火車』で山本周五郎賞、『理由』で直木賞、更には『模倣犯』などの作品と大変有名な作家さんですが、実はこれまで読んだことなかったんです。
嫌いという訳では決してないのですが、なんとなく手に取らなかったと言うか、あまりに面白いと言われている時には読まない単なるひねくれ者と言うか。



この『初ものがたり』とても面白かった。
岡っ引きの茂七が主人公の時代物で、季節の「初もの」にちなんだ事件を解明していくというもの。
続き物の短編なのが、ちょっとした寝る前とか、派遣先での休み時間などに読むのに最適。
しかも、謎の屋台の親父が作る何気ない料理などがおいしそうで。食べてみたくなったり。
訳あって、中途で作品が止まってるようだけど、屋台の親父や勝蔵の謎や、日道のことや、気になることもいっぱい。
続きはまだ書かないのかな〜〜〜。