1回目

こうやってカテゴライズして記録しておいて、主治医のM先生が戻ってきたときに、これまでのことを自分の言葉でも説明できるように書いておこうと思います。(もちろん、病院としては院長先生からM先生に申し渡しがあるとは思うんだけどね。)


主治医代理診察としては初めての診察。
でもこれまで私が「不安だ、不安だ」と何回か夜中や昼間に病院へ電話していたからか、私の顔が不安そうに見えたのか、入院中にお世話になった看護師さんの山口さん、今任さんが話しかけてくれた。
「よくなってきてたんでしょ?」
「早く帰ってきてくれるといいけどね。」
「M先生も自分の体の回復に頑張ってるからね。」
「でも不安だよね。」


これまでも外来診察の時に待合室で顔を合わせることは度々あったのだけど、話しかけられたことはなかった。
それだけに、看護師さん達はすごく細やかに患者さんの様子を見て、必要なときに声かけしてるんだなと感心してしまった。
自分だけが特別に扱われてるとかいうわけじゃなくて、自分のことを見てくれてるということが、何とも心強い。


院長先生の診察はというと、短く端的にという印象。でも決して早く終わらせて次の患者さんって感じではない。
しっかり私の目を見て、私が思い出しながらゆっくり話していくことをうなずきながら聞いてくれる。
そして、時々ほほえみながら、穏やかにゆっくりと、私の困ってる状況についての先生なりの説明をしてくれる。
「これまでのあなたのことはカルテ以外ではわかりませんから、減薬もなかなか思うようにはいかないと思います」
「どういったことがストレスになりやすく、どういったことは平気なのか私にはわかりませんから、これからゆっくりその辺りを聞くことになります」
と、先生自身もわからないことはきっちりとわからないと言ってくれる。
これは実は案外、患者としては安心出来ることなのだと思った。
「大丈夫ですよ、任せてください」そういわれる方が、不安が増しそうな気はする。
そして院長先生も看護師さん同様、私がM先生がお休みになったことで不安に陥っているということに、ものすごく注意を払ってくれていた。


診察自体は5分もあったかな???というくらいの時間だったけど、診察を終えたあとの私の気持ちは「M先生が戻ってくるまでは院長先生に今日みたいに話を聞いてもらえれば、大丈夫だろう」って不安な気持ちは少し和らいでいた。

<薬のこと>
じんましんのために出ていた薬が常用薬から頓服薬に変わった。
頓服として、リルミン20錠、リスパダール10本をもらう。