主人にくっついてやって来た学会も、あとは明日を残すのみ。ホテル生活も明日のチェックアウトでおしまいです。あ〜そう思うと4泊5日は早いものです。
今日は私がまだ大学院生だった頃の同級生や、直接指導してくれていた先輩の発表があったのと、あと興味のある分野の発表があったので、ぶらぶらと見物に行ってきました。主に「発生生物学」という分野の発表を見てたんですが、知的好奇心を満たすのには学会という場所はなかなかいいものです。別に自分が発表する訳でもないし、自分がその分野の研究をしてる訳ではないけれど、単純に楽しめます。
それだけだといいのですが、その次に思うことがやっぱり「うつ」な私なんですよね。結婚しててもそのまま研究を続けられてる女性の方って、結構いるんですよ。しかも、結婚しても同じ研究室で夫婦で実験されて、発表されてる方も。こういった方達の存在を知ってしまうとだめなんですよね、まだ。。。何で、結婚する時に研究辞めちゃったんだろうって。あの時に結婚しても続けてたら、私は今頃この人達のように学会で発表したりすることも出来ただろうに、、、って。
でも、反面、わかってる部分もあるんです。自分には仕事として研究を続けていくだけの能力も勇気もないってこと。きっと今のように、主人の学会に付いて来て、自分の興味のある分野の発表をみて、自分の知的好奇心を満たして、満足するくらいがちょうどいいんだろうなって。今までは、、、「あの人のようになりたい」、「このひとのような人生だったらいいのになあ」って思うことがよくあったんですが、うつ病になって、最近になって、私の人生は誰の人生とも違う、私だけに与えられた私だけの人生なんだって。誰も私になんてなれない、私になれるのは私だけなんだって。私がうつ病になったのも、そう思えるようになるのに必要な出来事だったのかも知れません。せっかくの自分だけの人生なんだから、思いっきりこの自分の人生を楽しまなくっちゃって。うつ病になってしまったのも、悪くはないのかもしれません。