<32条と入院費用>
まずは、32条の方から。正式には精神保健福祉法の第32条に書いてあり「精神科外来医療費公費負担制度」と言うそうです。
私がこの32条の適用になったのは1回目の入院後、1日家にいるのは精神的によくないからと、デイケアに通うことにした時です。デイケアも医療行為の1つと見なされているようで、3割負担ですむようにはなっていました。でも、3割負担でも、1日デイケアに行くと、2000〜3000円くらいかかります。それで、32条の適用を受ければ5%ですみますよと言われ、手続きもすべてデイケアの32条担当の方がしてくれました。手続きにかかった日数も、1、2日くらいで、すぐに5%しか払わなくていいようになりました。
ただ、この32条の適用は1つの病院だけが対象なので、病院を変わる時は病院の事務の方に言って、新しい病院に適用を変えないといけません。この時に病院側との話がすんなりいかず・・・という話を何度か聞いたことがありますが、私の場合は、これといった問題もなく、すんなりと変更してくれました。(本当に偶然なんですが、前の病院と、新しく行く病院の先生同士が知り合いだったことも関係あるのかなあ???)
そして、名前からもわかるように、この制度は外来時にのみ適用になり、入院の場合の医療費についてはこの制度は適用されません。でも、明らかに医療費がかかるのは、入院の時です。私はこれまで5回入院をしていますが、5回とも支払いなどは主人が手続きをしてくれているので、はっきりとはわかりませんが、取りあえずは病院から言われた金額を払ったそうです。私は3ヶ月入院したことがありますが、このような時は退院時にまとめて払うのではなくて、1ヶ月ずつ請求書が来て、1ヶ月ごと支払いをしていったそうです。ですから、この時点では病院から請求された金額を言われるまま払っていくだけで、一番お金がかかっていたみたいです。
ただ、この後に健康保険ごとに異なってはいるようですが、医療費が戻ってくることがあります。自営業とかだと、国民健康保険、サラリーマンとかだと会社の健康保険に入ってると思いますが、うちは国家公務員共済の健康保険でした。健康保険によって手続きやいろいろ違うみたいですが、うちの場合は病院側から共済の方に領収書が届き、ある一定の金額を超えた分だけ、ひょっこりと3ヶ月後くらいに銀行振込で戻ってきました。
あと、知り合いの人が生命保険会社の医療保険を扱っていて、この関係で、医療保険に2つ入っていました。それで、入院すると1日いくらといった保証も、2ヵ所からもらえ、これはお金のいる時期にはラッキーなものでした。(この手続きは、盲腸とかで入院した時と同じ手続きです。)でも、これも退院した後に手続きをして、、、となるので、肝心の病院に医療費を払うという時にはまだ、お金は手元にはきません。入院中、退院時には病院に結構お金を払わないと行けませんが、結局は健康保険や医療保険からお金が振り込まれ、入院にかかった医療費くらいの金額は、時間はかかりますが、手元に戻ってきました。。
それから、もしかすると国民健康保険の場合は、このサイトが参考になるかな?と思ったので載せておきます。国民健康保険自治体によっても制度が違う?という話を聞いたことがあるので、役所の方に問い合わせた方が確実かもしれませんが・・・
http://www.kokuho.or.jp/