ノーベル医学・生理学賞はRNA干渉の米2氏に(朝日新聞) - goo ニュース
今年のノーベル医学生理学賞は、RNA干渉(RNA interference)についての研究をしたアメリカ人2人に対してだった。これは私がもう修士も卒業したあとのことで、直接論文を読んだことはないけれど、主人がこの仕組みを利用した方法で実験してるのは、話しに聞いてはいた。主人も、この現象に対してはノーベル賞が贈られるだろうな。。。と思ってはいたらしい。初めは人工的な話しかな?と思ってたけど、よく聞いてみると、線虫で普通に使われてる機構らしく、、、その上、ヒトに対しても当てはまっているといういわゆる生物全般にわたる自然な現象だったみたい。この自然の現象をもとに、発見から8年で新薬まで作れそうな勢いというのだから、きっとものすごく競争の激しい分野なんだろうなあ。それにしてもノーベル賞と言えば、普通成果が出てから、しばらくしてからの受賞となるものが多いような気がしてたから、発見から8年で賞がとれるというはたぶんすごく早い受賞になったんだなあと思う。やっぱり役に立つ研究というのが、ある意味受賞を早めた理由でもあるのかな???
この賞は「医学生理学賞」だから、生物学全般に対する賞ではないのだけど、生物学の分野でも、こんな風にノーベル賞が取れるような、応用に直結したような内容の研究が「良い研究」といったような雰囲気があるように感じる。生物学には、すぐ応用には結びつかない分野がたくさんある。そんな領域の生物学は大学の学部や学科の改組で、だんだんと無くなっていってるような気がするけど、生物の面白さはそんなすぐには応用に結びつかない部分に多くあるといってもいいような気もするので、応用的なことは、他の学部に任せて、理学部くらいは基礎学問(?)をしててもいいのじゃないかな??と思う。
それにしても、今までの概念からはみ出したような結果に出会って、それをひと仕事としてまとめることが出来るというのは研究者としては最大の喜びかな??と個人的には思います。私も小さな発見でいいからしてみたいなあ。。。
ノーベル文学賞村上春樹さんが受賞に近いところにいる、なんて噂が出てるけど、本当にとれるのかな?ちょっと興味があります。(何冊か作品を読んだことがあるしね^^)