福岡では、中学2年生の少年が、先生からのいじめを受けて自殺したというニュースが毎日詳しく報道されている。確かに教師からいじめを受けたら、他の生徒もやっていいのかなと思って、一緒にいじめてしまうのもわかる気がする。中学生くらいにとってはまだまだ教師はかなり影響力の強い存在だと思うし。
ただ、1つ思うことがある。自殺してしまった少年にとっては、きっと耐えられないくらいのことだったのだとは思う。でも、だからといって死んでしまっては元も子もないと思う。こんなことを言うと、自殺した生徒を責めてるように聞こえるかもしれないけれど、自殺してしまうくらい彼はきっと繊細な心の持ち主だったのではないかと私は思う。
うつ病になって何度か本気で自殺しようとしたことがあった。このままでは自殺してしまうかもしれないからと、何もない部屋に閉じ込められたこともあった。あの時はとてつもなく苦しくて、いつになったら希望が持てるかもわからず、本当に辛かった。でも私は生きている。
少年の自殺した時の心境は、あんな時の私よりも、あの時の私には計り知れないほどの辛いものだったんだろうと思う。そうでないときっと自殺なんてしてないと思う。自分でもどうしようもないくらいに頭の中が異常な状態になってしまったんだと思う。いじめを受けている人たちにこう言うには間違っているのかもしれない。でも、でも、死んでしまってはもう何も無くなってしまう。そういう時があっても、そうじゃ無くなる時が必ずやってくる。心の中は確かに傷ついてどうしようもないようになってしまうかもしれないけれど、心の中の傷をそう簡単に治せる訳でもないのは私にはよくわかってないのかもしれないけれど、でも死んでしまってはだめだと思う。そのうち希望を持てる時が必ずやってくる。それがいつかは私にもわからない。でも、必ずやってくる。悪いことばかりが続くこともないんだと思う。まだ、私もいつ死んでしまいたいと思い始めるのかわからないけれど、でも、だからこそ、死んでしまうのはいけないと思う。